労働基準監督署の調査の流れとは?

query_builder 2025/04/05
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企業が労働基準法をきちんと守れているか、労働基準監督署が調査を行うこともあります。
では、労働基準監督署の調査はどのような流れで行われるのでしょうか。
詳しくご紹介します。
▼労働基準監督署の調査の流れとは
①予告
労働基準監督署による調査は、偽装や隠蔽を防止するために予告なしの実施が原則です。
しかし、書類や帳簿の準備が必要な場合もあるので、予告をして実施するケースもあります。
基本的に調査は拒否できません。
ただし、当日に対応ができない場合は日程変更できる場合もあります。
②立ち入り調査
労働基準監督署から2名の監督官が派遣され、調査をします。
調査は、主に下記の項目について行われます。
・書類や帳簿の確認
・事業主への聞き込み
・立ち入り調査と従業員への聞き込み
・口頭での指導
労働環境が整っているかどうかはもちろん、必要な手続きをきちんと行っているかも調査の対象です。
③書面による指導
立ち入り調査でも指導を行いますが、重大な問題点がある場合は書面による調査も行います。
書面による指導は、下記のような項目があります
・是正勧告書…法令違反を指摘する書面で期限あり
・指導票…改善項目を指摘するための書面
・使用停止等命令書…建物や設備などの使用を停止するための書面
使用停止等命令書に関しては、法的拘束力を持ちます。
④報告書の提出
是正勧告書もしくは指導標が交付されたら、改善した旨を伝えるための報告書を提出します。
報告書を提出した時点で、調査は完了となります。
▼まとめ
労働基準監督署の調査の流れは、予告・立ち入り調査・書面による指導・報告書の提出で行います。
調査を受ける際、スムーズに対応するためにも流れについて知っておくことをおすすめします。
『経営労務社会保険労務士法人』は、労基対策ができる社労士事務所です。
労基に関する対策やご相談を承っておりますので、労働環境に関するお悩みも一度お問い合わせください。

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