就業規則の記載事項

query_builder 2024/02/15
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就業規則への記載事項は、企業にとって重要な法的文書です。
従業員と企業のルールや義務を定めるものであり、適切な内容が盛り込まれている必要があります。
本記事では、就業規則における絶対的必要記載事項と、相対的必要記載事項について解説していきます。
▼記載事項の種類
■絶対的必要記載事項
就業規則には、法律で明確に定められた絶対的必要記載事項があります。
最低限の必要事項を盛り込まなければならず、記載が欠けていると法的な問題やトラブルの原因となってしまいます。
例えば、労働時間・休憩時間の規定・給与賃金の支払い方法・労働条件・福利厚生・労働災害補償・雇用契約の終了条件などが該当します。
■相対的必要記載事項
相対的必要記載事項は、企業の規模・業種・従業員の属性に応じて内容が異なります。
これらは法律で明確に規定されていませんが、企業の運営・従業員の利益を考慮して記載すべき事項です。
例えば、勤務地・勤務形態の明示・昇進昇給に関する基準・行動規範・倫理規定・知的財産権に関する規定が該当します。
▼まとめ
就業規則の記載事項には、絶対的必要記載事項と相対的必要記載事項の2つがあります。
絶対的必要記載事項は法的に必須となる項目であり、相対的必要記載事項は企業の特性や従業員の利益を考慮して含まれるべき事項です。
適正な就業規則の作成により、最適な労働環境の提供と従業員の安全を両立できるでしょう。
『経営労務社会保険労務士法人』では、就業規則策定に関するご相談もお受けしております。
就業規則策定でお困りの方は、お気軽にご相談ください。

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