従業員が退職した際に渡す書類とは

query_builder 2024/07/15
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従業員の退職が決まった際、企業は退職時の書類を準備する必要があります。
転職先への提出や雇用保険の受給手続きに必要となるため、不備のない書類作成が必要です。
そこで今回は、従業員が退職する際に渡す書類についてご紹介します。
▼従業員が退職した際に渡す書類
■雇用保険被保険者証
雇用保険に加入していることを示す証明書です。
在職中は、雇用主である会社が大切に保管する必要があります。
この書類は、退職後に失業保険の受給資格の申請に必要となるため、必ず渡しましょう。
■離職票
離職票とは、退職後に雇用保険の給付を受け取る手続きに必要な書類です。
雇用保険の資格喪失が分かる証明書と、離職前の状況や退職理由などが記載された書類の2つがあります。
ただし、会社で雇用保険に加入した方を対象に発行される書類なので注意しましょう。
■年金手帳
年金手帳とは、公的年金に関わる情報が記載されていた手帳です。
会社が厚生年金保険を手続きする際に必要となるため、入社時に預かるケースがあります。
会社で保管している場合は、必ず返却しましょう。
また、基礎年金番号通知書の場合も同様です。
■源泉徴収票
源泉徴収票とは、1年間で給与をいくら支払ったのか、税金の徴収額が記載された書類です。
退職時には、給与所得と退職所得の2つの源泉徴収票が必要となるでしょう。
さらに退職後の年末調整や確定申告に必要となる大切な書類です。
▼まとめ
従業員が退職する際に渡す書類は「雇用保険被保険者証」「離職票」「年金手帳」「源泉徴収票」です。
会社は従業員の退職日までに、必要となる書類をそろえ、必ず提出・返却しましょう。
『経営労務社会保険労務士法人』では、各種労務や手続きなどの代行・サポートを承っております。
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